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きょうされん県北ブロック 悩みの交流会 報告

〔日時〕2009年6月7日(土)午後2~4時、直方市中央公民館
 
きょうされん県北ブロックは「小規模作業所・地域活動センター・悩みの交流会」を6月7日(土)午後、直方市中央公民館で開きました。

はじめに全体会で、福岡支部事務局次長の古賀知夫氏(かしはらホーム施設長)に「最新の情勢と小規模作業所問題」と題して講演していただきました。
同氏は、「見直しで自立支援法は本質的には何も変わっていない。改定案は国会に上程されているが審議のめどさえ立っていない。総選挙の結果が大きく左右する。小規模作業所問題も同法見直しで何も変わらなかった。市町村管轄の地域活動支援センターに移って、小規模作業所時代補助金より少なくなったところも多い。存在の価値を地域住民に理解してもらい、いっしょに国・県・市町村への運動しよう。」と訴えました。

講演のあと、二つの分科会に分かれて悩みや実態を出し合いました。
第一分科会・小規模作業所・地域活動支援センター問題(8名参加)
・手帳を持っていない人の補助が出ない。
・大分県から来ている人の分の補助が出ない。
・赤字が続いている。不登校の人が利用しているが、手帳を持っていないため補助が出ない
・小規模通所授産施設は地域活動センターに移行できない、と北九州市から言われた。
・個別給付に移るとサービス管理者がいない」
・個別給付に移行すると運営はよくなるが、地域独自の取り組みできる地域活動支援センターを親の会は望んでいる  
などの意見が出されました。
小規模・地域活動支援センターの価値はまったく変わっていないのに、行政がその存在価値を認めていない、小規模時代と変わらず補助金が少なく運営が困難なところは変割っていないなどの実態があらわになりました。
今年初めて試みた「第二分科会では
第二分科会・現場実践の悩み(18名参加)
自己紹介のあと、「利用者工賃が一律であるところとそうでないところ」の意味合いについての議論になりました。
二つの分科会とも時間が足りませんでしたが、第一分科会では今後の行政への運動の方向性が明確になり、第二分科会では県北ブロックの実践学習についてのヒントになりました。

今回は作業所製品の販売もしましたので、それだけに参加した方もおられましたが、販売だけに参加した方も含め全体で15事業所33名(講師除く)が参加し例年になく盛り上がりました。
今後の運動と活動の力にしたいと思っています。
(県北ブロック代表・船津 治=すみれアクティブセンター)
by kyosarenfukuoka | 2009-06-15 10:47 | ● 活動報告 ●